ゲームがもっと楽しくなる!「イースターエッグ」について解説

こんにちは。

皆さんは「イースターエッグ」について知っていますか?

知らなくてもゲームプレイに影響がある訳ではありませんが、知っていればゲームをもっと楽しむことが出来る要素です。

イースターエッグとは?

ゲームにおける「イースターエッグ」とは、ゲーム中にこっそり隠されているおまけ要素のことです。そのほとんどは通常のプレイでは見つけることができませんが、特定の条件を満たしたり、特定の場所に行ったりすることで発見することができます。

隠されたメッセージや特別なアイテム、過去のゲームや映画のオマージュなど、イースターエッグの内容は様々です。当ブログでも紹介させて頂きましたが、HoI4ではパラドックス社のゲームデザイナーの曾祖父を将軍として登場させているイースターエッグが存在します。

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これらはあくまでおまけに過ぎませんが、見つけた時には嬉しくなりますし、ゲームの楽しさを増幅させてくれる嬉しい要素です。

海外の方が盛ん?

日本ではあまり馴染みが薄いかもしれません。

というのも「イースターエッグ」の「イースター」とは、キリスト教の祝日である「イースター(復活祭)」が元になっています。この復活祭で配布されるのが、カラフルに色付けされた「イースターエッグ」と呼ばれるゆで卵です。国や地域によっては、この卵を隠して子供たちが探す「エッグハント」という遊びがあります。これにちなんでゲームにおける隠されたおまけやサプライズを「イースターエッグ」と呼ぶようになったとされています。

 

特にアメリカやヨーロッパのゲームでは、イースターエッグがよく仕込まれています。文化的な違いもあるでしょうが、これらの地域のゲーム開発者は、ユーモアやパロディをゲームに取り入れることを楽しむ傾向があるらしいです。日本産のゲームにもイースターエッグは存在しますが、どちらかというとおまけというよりかは、ゲーム本編に絡んだ隠し要素や拡張要素が多いでしょう。

ゲーム業界におけるイースターエッグの起源

「イースターエッグ」という用語がゲーム業界で使用されるようになったのは、1980年にAtati社によって発売された「Adventure」とゲーム開発者ウォーレン・ロビネット(Warren Robinett)が由来(これ以前にもゲームにおける隠し要素は存在していましたが)とされています。

Adventureの表紙アート:Wikipediaより

 

当時のAtari社では、同業他社からの引き抜きを防ぐためにゲームのクレジットに開発者の名前を記載させないという方針がありました。それに反発したロビネット氏は、自分の名前をゲームに残すことを考えて、こっそりとゲーム内に仕込みました。

特定の条件を満たすと彼の名前が表示される:Wikipediaより

 

このイースターエッグは、Atari社の誰にも知られることなくリリースされ、このゲームを遊んだプレイヤーからの報告によって知られることになりました。Atari社はこのメカニズムを修正することなく、むしろもっと遊んでもらうためのおまけ要素とし、「イースターエッグ」と名付けて扱うことに決定したという訳です。

パラドックス社のイースターエッグ

パラドックス社のゲームにおいても様々なイースターエッグが仕込まれています。

歴史ゲームを取り扱っている関係上、歴史上のイベントや人物に関連したものが多く、それらの歴史や文化、ポップカルチャーへの敬意や風刺が含まれています。

また、パラドックス社のゲームはリプレイ性が非常に重要です。難しい条件を達成することで出現するイースターエッグは、ユーザーを長く楽しませて、ゲームの寿命を延ばす効果もあります。

 

HoI4の初期バージョンから登場しているクマのヴォイテク
特定の条件を満たすと将軍や国家指導者として登場する

イースターエッグを探してみよう!

イースターエッグはゲームをさらに楽しく、ワクワクさせてくれる要素です。

これまでに紹介したHoI4はほんの一例で、StellarisにもEU4にもイースターエッグは隠されています。

あなたもゲームをプレイしながら探してみませんか?意外な発見があるかもしれません!