【Millennia】開発者日記|国家

10月17日に最新の開発日記が公開されていました。

今回の内容は「国家」についてです。


※素人の意訳ですので詳細は原文をご確認下さい。

Paradox Interactive Forums

Hello, everyone! Ian Fischer of C Prompt Games here again, …

開発者日記

こんにちはみなさん!C Prompt GamesのIan Fischerです。『Millennia』の3回目の開発日記をお届けします。今日は国家についてお話します。

国家(Nation)は、「プレイヤー」によって制御される全てを包括したものです。あなたは民族の指導者となり、人類の1万年の歴史を通じて彼らを導く責任を負うでしょう。ゲーム内での決定によって導いて構築するものがあなたの国家です。

地域(Regions)と封臣(Vassals)

Rob(Robert “Xemu” Fermier)は前回の開発者日記で地域と封臣についていくつか説明しました。

地域は国家の大部分を定義します。 彼らは領土と人口を持ち、改良や首都の建物を建設するための場所を提供し、あなたの全ての行動を支える商品や資源の主要な供給源です。

封臣は地域に似ていますが直接支配できるわけではありません。 封臣は独自に成長し、国境を拡大し、建物を建設します。また、彼らは収入の一部を国家に支払うため、かなり価値のある存在になる可能性があります。

敵の首都を征服するか入植者を使用すると、新しい封臣を獲得できます。 封臣にはどれだけあなたの国家の一部と感じているかを示す「統合度」があります。 入植者を使用して獲得した封臣は、その場所を武力で制圧して獲得した封臣よりも少ない統合度(※)で済みますが、どちらの場合でも時間が経過すると統合度は徐々に上昇します(外交のパワーを使用してこれを早めることもできます)。
(※)統合するために必要な統合度が少なくて済むという意味だと思われる。

封臣を直接制御できる完全な地域にしたい場合は、統合度についてのみ考慮する必要があります。統合度が100に達したら封臣を地域に変更することができます。 ただし、封臣には「繁栄度」の評価もあります。封臣を封臣として維持する予定の場合は、繁栄度を高めることが重要です。これによって生産力が向上し、毎ターンに貢献する価値が増加するでしょう。

国家が大きくなるにつれて、「団結度」を維持するために必要な要件も増加します。 国の各地域は、それを維持するために「消費」される文化を増加させ、国家全体の「不安」も増加させます。 したがって、あなたの戦略と国家をどう導くかに応じて、おそらくいくつかの地域と封臣の混在が望ましいでしょう。

マイナー国家(Minor Nations)

国家に封臣を追加するもう一つの方法は、マイナー国家(Minor Nation)を介することです。

マイナー国家は、ゲームの開始時から世界に存在する広大な保護地域です。 彼らは領土を主張しますが、他の国境とは異なり、誰もが領土に入り込むことができます。

あなたが強力な軍事力を持っている場合、マイナー国家を攻撃して征服することができ、それによってそのマイナー国家はあなたの国家の封臣になります。あるいは、外交ルートを選択するならば、特使を派遣して自発的にあなたの国家に参加するよう説得することもできます。

政府(Governments)

国家にとって最適な地域と封臣の数に大きな影響を与える要因の1つは「政府」です。全ての国家には政府があり、部族政府から始まります。第3、第5、第8の時代には、他の選択肢が利用可能になります。

構造的には、政府は国家精神(National Spirits)に似ており、政府のポイントを使用してロックを解除することで、理想的な政府へのアクセスを提供します。国家精神(National Spirits)とは異なり、政府は重複しません。一度に持てる政府は1つだけであり、新しい政府が誕生すると古い政府が置き換えられます。

政府は特定の政府の建物を提供し、首都の基準値も定義します。 例えば部族政府を持つ国家の首都は、1ターンごとに2の文化を生成します。同じ首都を民主共和国にすると、1ターンごとに4の文化を生成します。

政府はさまざまな戦略を導き、支援するように設計されています。前述のように、一部の国家は多くの封臣と少数の地域を持つことでより多くの利益を得るかもしれませんが、他の国家にとっては逆のことが当てはまります。これまでの方向性に合った政府を採用するか、強みを生かした政府を採用するかのいずれかによって、大きな影響を及ぼすでしょう。

政府を最上位レベルまで研究すると、政府を「改革」することができ、追加のイノベーションと文化が提供されます。現在の政府が改革されると、「平和革命(文化力)」を通じて新しい政府形態を選択する機能も解放されます。

現在の政府を改革していない場合でも、新しい政府を採用することはできますが、この場合は「暴力革命」通じて行わなければなりません。暴力革命にはかなりの混乱が伴うため、新しい政府にすぐに移行しなければならない場合を除いて、通常はこの方法を避ける方が良いでしょう。

後の時代になると、政府は「派閥(Faction)」を通じてさらに重要性を帯びるようになります。派閥では、政府の選択によって国家が同じ政府を持つ他の国家を支持するようになります (また、異なる政府を持つ国家を嫌うようにもなります)。また、国家は自分の派閥を前進させるため (派閥のすべてのメンバーにボーナスを提供する)、自分の派閥を率いるための競争を開始します (これはリーダーにボーナスを提供します)。

(一般に第8の時代を支配する宇宙競争は、月面着陸に成功した国家に対してかなりの派閥ボーナスを提供します。)

外交関係(Diplomatic Relationships)

国家が接触すると、各国は互いに外交上の関係を持ちます。外交的な状態は5つあり、戦争、敵対、平和、国境開放、同盟があります。国家は互いに「平和」から始まり、最も単純な外交形態がすぐに利用可能になります。外交状態の改善を提案することもできます(例えば「平和」から「国境開放」への移行を提案するなど)、または逆の方向に移行することを宣言することができます(例えば「平和」から「敵対」に変更することを宣言する)。

別の国に特使(Envoy)を派遣すると、外交的な選択肢がさらに洗練されたものになります。特使を配置すると、より具体的な方法で関係を調整できる新しいアクションが利用可能になります (例えば弱い隣国から金をゆすり取るなど)。

最終的な段階は、十分な資金を用意し「大使館」を開設する同意を得ることです。特使と同様に、大使館は新しい外交的な選択肢を提供します。大使館を開設すると条約を締結できるようになり、両国に持続的な資源を提供します。

野蛮人(Barbarians)

野蛮人とその仲間は、特別な種類の「国家」と考えることができますが、真の国家ではありません。

初期の時代では、野蛮人は未知の世界で危険な存在です。彼らは戦ったり焼き払ったりするものを探して外に出ているので、いくつかの予防策が必要になるでしょう。彼らは他の国家のように拡張しませんが、対処しなければ増殖し、新しいキャンプを設立します。

野蛮人は時間とともに進化し、より危険になります(そして時折、野蛮人の大将が登場することがあります)が、彼らの目的はほとんど同じままです。野蛮人と同様の方法で行動する様々な敵対的なグループが存在しますが、それらは異なる変種、危機、勝利の時代で特有の存在です。これらには、改良の破壊、町の破壊、ユニットとの戦闘、家畜の盗みなどに対して異なる優先順位があります。例えば、革命の時代では、反乱軍が新しい野蛮人のような脅威です。対処しなければ地域が独立を宣言し、国家から離脱する(新たな「分離」国家を形成する)原因となる可能性があります。

ありがとう!

「国家」に関連するいくつかのシステムについて紹介できて嬉しいです。11月2日には戦争について話す予定ですので、これまでの内容が気に入っている場合、ぜひウィッシュリストに追加してください!

まとめ

  • 封臣は「統合度」によって国家に統合することができるが、戦略によっては統合しない方が良い場合がある。
  • マイナー国家というCivの都市国家のような勢力が存在する。
  • 政府を変更するには平和的か暴力的かの2パターン。
  • 特使を送って幅広い外交活動が可能。
  • 時代毎に異なる野蛮人(蛮族)が存在する。

前回の開発者日記では封臣がCivの都市国家的な存在かと思っていましたが違っていました。

マイナー国家にはクエスト的なものがあるのか気になる所です。